SQL Server のライセンスの数え方(オンプレ版、クラウド版)—「マルチプレキシング (多重化)」について


▲抜粋:『ライセンス簡易ガイド マルチプレキシング (多重化) — クライアント アクセス ライセンス (CAL) の要件』図 1: データの入力、クエリ、または表示 参照 


こんにちは。
ビッグローブの手品師 兼 広報担当 マギーです。

ビッグローブは、「業務パッケージソフト向けのクラウドサーバ」を提供しております。
そのため、弊社には、業務パッケージソフトと一緒に使うマイクロソフト社のライセンスについての問い合わせを多くいただきます。
そこで、今回は、業務パッケージソフトで使われるデータベース「Microsoft SQL Server」のライセンスの数え方について解説します。

オンプレのサーバ:ライセンスの数え方

オンプレのサーバ(物理サーバ)で「Microsoft SQL Server」を使う場合、ユーザCAL、デバイスCALに関して『ライセンス簡易ガイド マルチプレキシング (多重化) — クライアント アクセス ライセンス (CAL) の要件』が適用されます。

マルチプレキシング (多重化) でユーザ数を減らそうとしても減りません。
「自動処理プロセス」により連携した外部システムがある場合、その外部システムのユーザやデバイスの分もCALが必要です。
ただし、「手動で」CSVなどのデータを外部システムからアップロード、もしくは、外部システムへダウンロードする場合、その外部システムのユーザやデバイスの分のCALは不要です。

【原文より抜粋1】
「マルチプレキシング (多重化)」とは、お客様がハードウェアまたはソフトウェアを使用して接続数をプールする、情報の経路を変更する、製品に直接アクセスするか製品を使用するデバイスやユーザーの数を減じる状況をいいます。

【原文より抜粋2】
マルチプレキシングによって、必要な Microsoft ライセンスの数が減ることはありません。ユーザーは、製品への接続が直接であるか間接であるかにかかわらず、適切なライセンスを保有している必要があります。サーバー、ファイル、または自動処理プロセスにより利用可能になるサーバーから提供されるデータやコンテンツにアクセスするすべてのユーザーまたはデバイスには、CAL が必要となります

【原文より抜粋3】
CAL が不要になる場合があります。この状況については以下に詳しく説明します。通常、ファイル、データ、またはコンテンツが手動による操作の結果として (ユーザーがサーバーにファイルをアップロードしたり、ファイルを電子メールで送信したために) 利用できるようになった場合、手動で転送されたこれらのファイルにアクセスするユーザーまたはデバイスに CAL は必要ありません

クラウドのサーバ:ライセンスの数え方

クラウドのサーバで「Microsoft SQL Server」を使う場合、SAL[ユーザライセンス]に関して、同様に、「多重化の要件」が適用されます。

参照:サービス プロバイダー製品使用権説明書 (SPUR)「Japanese」をクリック
(「サービス プロバイダー製品 使用権説明書 2020 年 9 月 1 日」)

【原文より抜粋4】
17. マルチプレキシング (多重化)
ソフトウェアとの直接の接続数を減じるためにマルチプレキシングまたはプーリングを行った場合であっても、必要なライセンスの数が減じられることはありません。

「業務パッケージソフト向けのクラウドサーバ」の活用

ビッグローブは、業務パッケージソフトの導入に必要なMicrosoft Windows Server、リモートデスクトップサービス(RDS)、Microsoft Office Standard、Microsoft SQL Serverをパックにした「業務パッケージソフト向けのクラウドサーバ」を提供しています。
Microsoft SQL Serverについては、ユーザ数を数えるライセンス[SAL]だけでなく、(ユーザ数に関係なく利用できる)コア版のライセンスをパックにしたサーバも提供しています。

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補足情報


CAL (Client Access License)とは

例えば、お客様のクライアント端末から、物理サーバ上のサーバーソフトウェアのSQL Server を使用するためのライセンスです。

SQL Serverを使う場合(Server – CALモデル):
SQL Serverのインスタンス単位で必要なサーバーライセンスと、それにアクセスするためのCALの両方が必要です。
(なお、下記のSALの項目で解説しているSPLAではサーバーライセンスがなく、SALだけでサーバー側とアクセスのライセンスがまかなえます)

<原文より抜粋>
【サーバライセンス(SQL Server本体)の規定】
「お客様は、お客様が取得した各ライセンスにつき、ライセンスを取得したサーバー上の物理 OSE(Operating System Environment)
 または仮想 OSE のいずれかで、サーバー ソフトウェアの 1 つの実行インスタンスを使用することができます。」
【CALの規定】
「1.以下の場合および製品固有のライセンス条項に規定されている場合を除き、すべてのサーバー ソフトウェアへのアクセスには CAL または
CAL と同等のライセンスが必要です。」
(ここで記載の「以下」については、下記「製品条項PT」をご参照ください)

参照:マイクロソフト ボリューム ライセンスのライセンス定義の製品条項PT「Japanese」をクリック
(「製品条項 2020 年 11 月 1 日」)[サーバー ライセンス (インスタンス単位)] [アクセス ライセンス] より抜粋

SAL(Subscriber Access License)とは

マイクロソフトのソフトウェアをサービスの加入者などに使用させる事業者(サービスプロバイダ)
向けのライセンスであるSPLA( Microsoft Services Provider License Agreement )の利用許諾の方式のひとつです。

SPLAにはエンドユーザーごとにアクセス権を提供するSAL(Subscriber Access License)と、
サーバのCPU単位あるいはプロセッサコア単位で利用許諾する方式があります。

<原文より抜粋>
【SALの規定】
「1. お客様は、ソフトウェアの 1 つ以上の SAL を取得している場合に、本サーバーソフトウェアの任意の数の実行インスタンスを使用することができます。」
「2. お客様は、実際にアクセスするかどうかにかかわらず、お客様が本サーバーソフトウェアへのアクセスを許可するユーザーまたはデバイスごとに
1 つの SAL を取得する必要があります。」

なお、(SPURの「SQL Server」の項目の「サブスクライバー アクセス ライセンス」に「SQL Server 2017 Standard (ユーザー)」のみ規定されている点より)
SQL Server はデバイス単位のSALは存在せず、ユーザー単位のSALのみ提供されています。

参照:サービス プロバイダー製品使用権説明書 (SPUR) 「Japanese」をクリック
(「サービス プロバイダー製品 使用権説明書 2020 年 9 月 1 日」)
[サーバー ソフトウェア用サブスクライバー アクセス ライセンス (SAL)] より抜粋

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